電子ブレーカーの業者の中にも、やはり悪徳業者もいまして、インターネットで検索していてもその評判を見ることができると思います。
ここではその手口のいくつかについて触れてみたいと思います。
まず、「選び方」のページでも簡単に触れましたが、例えば電力会社の名前を使って電子ブレーカーの営業をかけてくる会社は、疑ってかかりましょう。
自社の名前を使わずに営業をかけてくるということは、その時点で自分を騙そうとしていると感じても良いと思いますし、後ろ暗いところがあったり、製品に自信がなかったりと色々な理由があるはずです。これが悪徳業者を見分けるポイントの一つ目です。
続いて、リース契約を無理に勧めてくる業者も怪しいですよ。ただし、リース契約が全部怪しいわけではありません。「無理やり、強引に、いつの間にか」というのがキーワードです。
例えば、こんなケースがありました。リース契約を結ぶと設備工事費用を無料にする見返りに、削減できたコストの50%を毎月マージンとして取られるような契約…。よく考えてみましょう。例えば、年間20万円削減できたとして、10万円マージンを取られるのですよね。設備工事費用の見積もりをもらって比べてみてください。お得な契約ではありませんよね?
電子ブレーカーがない場合の電気料金が分かるはずもないのに、「削減できたコストの50%」というような曖昧なことを言ってますし、このようなケースは、まず疑って間違いないでしょう。
他にも、「月々の電気料金を引き落とすために口座番号と印鑑をください」と最初から言われるパターンなどもあるようですが、これは危険ですよ。電子ブレーカーにトラブルがあって取り外した後、解約したいことを伝えると、知らないうちにリース契約となっていて「解約できない!」といわれたケースもあるようです。
このトラブル自体もひどくて、契約前の調査は電気料金を見た程度で、工事に来た人は覚束ない手つきで、電子ブレーカーを設置していったそうです。どのくらいの電流が必要か分からずに設置しているのです!不安に思っていたら、電子ブレーカーが火を噴いたということ…。
とにかく、契約前でも、契約時点でも、工事している時でも、不安に思ったらすぐに質問したり、知人や電力会社に相談したりすることをお奨めします。安易に契約しないようにしましょうね。